戦いに疲れた花さん迷走の回。
・・・いやちょっと今回60話の時ほどじゃないけど結構なダメージ回でした。言葉まとめるの難しいと思いつつも思いつくまま書きます。なのでいつものように台詞を追っていってみたいなネタバレ感想でなく考察多めの感想にさせていただきます。ネタバレ目的で見てる方ごめんなさい。ストーリーの流れはコミックまで待つんだ。
まずはおかモンについて。 まさかここに来て再度彼がずいっと前に出てくると思ってなかった・・・そして『つきあい始めた』と偽彼氏宣言をなりゆきとはいえすると思わなかった。 花好きとしてこれが一番ショックでした。いや、『立場は一緒なんで、俺諦める気ないんで』みたいに高嶺さんに宣戦布告再びして牽制、ならよかったんですよ。けど彼がしたことはりのちゃんに言われたからとは言え『ちょっと前からつき合い始めた』。これリアルにあり得る嘘なのでやめていただきたかった。 高嶺さんに花フラれる→傷心の花を見かねておかモン受け止める→高嶺さん出張中につきあい出す→そしてその後誘拐事件→高嶺さん告白も花は断る。 ほら筋道通り過ぎる!!高嶺さん信じてもおかしくない!!! で、これを高嶺さんが信じると言うことは花があっさり一度振った男に速攻で乗り換えたというとても軽い感じの女という印象になるわけですよね。『振った男に泣きつくほどあいつは無神経じゃない』というおかモンの言葉を高嶺さんには信じててほしいんですが、花のことそういう目で見る可能性があることがとても辛い。花こんなに苦しんでるのに更に背負わなきゃならないの? 次の本編ですぐおかモンに『・・・だったらどうします?』とか撤回してほしい。そしてそれによって独りよがりで花を苦しめてることに高嶺さんには気づいてほしい。優しく花の気持ちを考える頃に戻ってくれぇ・・・。 そしておかモンはあきらめてる上で発言してるのか、どこかに下心があるのか。前者であると祈りたい。不憫だけど。
高嶺さんについて。 もー前回ラストが少し可愛い恋心を見せたのでほっとしてたんだけど、まさか花があんなに弱るほど詰めより上から好きだと言え攻撃が続いてるとは思わなくて、すごくイヤだったというか殴りたい(爆) 前回みたいに花がぎゃんぎゃん戦う気まんまんの状態での高飛車強要ならまだしも、今号の高嶺さんは完全に花の気持ち考えてない、弱ってる花にガンガン求めるエゴイズムが出過ぎててひどかった。モラハラというかなんというか花がイヤになっても当然じゃない?(後で書きますが、花が交際OKしないことに関しては私は仕方ないと思ってます。花が悪いんじゃない派) 相手に気持ち求める前に自分がどれだけ花が好きか、モノとかじゃなくてあの夢の時みたいに可愛いとかそういう言葉で示してやれよ!と。まずそういうこと言ったり、忖度をしてから求めてほしい。 花が先に告ったからといって上から過ぎである。むしろ告った花に主導権はある。あってほしい(懇願)。 これだけの暴走はそれだけ恋愛慣れしてないからこじらせてしまったと見ていいのかなあ。一回挫折した方がいいから(爆)おかモンが壁になるのはいいんだけど、でも偽彼氏発言は花の印象が以下略。
そして花について。 私が花が交際OKしないのは、 一回振っておいて何さ!な拗ね・・・一割 高飛車身勝手エゴイズムにどん引き・・・三割 高嶺さんに呑気でいてほしい愛情・・・三割 一気に婚約・関係公にするとされた困惑・・・二割五分 八雲事件による潜在的な恐怖・・・五分 ・・・って感じだと思ってます。一回振っておいて〜の部分は、前話まではもっと割合あったけど、前話ラストで高嶺さんの気持ちがちゃんと自分にあることを認識したと思うのでここの部分は減ったんじゃないかなと。 高飛車エゴイズムは前述したとおり。 一気に婚約・関係公にするとされた困惑、は結構あるんじゃないかなと。いや花は高嶺さんを虜にする!とか振り向いてほしい!とはしてたけど両思いになったあとはかなりおぼろげな未来しか描いてなかったと思うんですよね。まあこれは高嶺さんも同様なんだけど(高嶺さんにいたっては自覚すらアレだったわけだけど)。 もしあえて両思いになったあとの未来を花が描いてたり想像していたとするなら、多分当面は今までの延長的な感じで姉ちゃんの振りして鷹羽にはこっそりと騙しながらも交際、みたいな感じだったと思うんですよ。だって十六才だもの。高校生だもの。 実際だからこそこっそり騙してお見合いだったわけだし。そのままこっそり交際いちゃいちゃが一番ありそうだなと思ったんだろうけど、いかんせん高嶺さんはそのワンランク上の婚約的公の交際を提示したわけで。(まあ八雲事件のせいなんだから仕方ないけど) えっ、ちょっと待ってって気持ちが追いつかないのは花の年齢を考えたらリアルに仕方ないかなあという見方です。みんな忘れてるかもしれないけど花は十六才なんだぜ?(爆) で、割合は低いんだけど、実のところ八雲事件による恐怖から、は潜在的に強くあると思ってます。これまた軽い感じで描かれてるけど十分カウンセリング受けてもおかしくない恐怖を花は味わったんだよ・・・。でも花自身はそれを認めてないと思います。怖かったって認められないくらいの恐怖。トラウマ。 正直、高嶺さんがあんなムカつく口説き方してるのは花のその恐怖心を忘れさせるため自分のことで頭いっぱいにする作戦説を前話は私思ってたんですがそれにしてはやりすぎだから違うよねこれ(爆) 恐怖を自分の中に認められないからその代わりに高嶺さんが心配で〜と人のことに転換して拒んでるという深層心理も若干あるんではなかろうかと。そういうのが見事に入り交じってて、理由一つ一つとしては弱い印象を与えがちなんだけど、全部合わせたら結構根深いんじゃないかなあと思う。花が自覚してない理由込みな部分も含めて。 ただ、口にしてもいいんじゃないかなそれ?という感じはします。そこまで弱るくらいならちゃんと言った方がいい。命捨ててもいいくらい好き、じゃなくて一緒に生きていきたいくらい好きって言ってくださいとか言っても罰は当たらないよ? 『暴走した高嶺さんを止める方法』はおかモンの偽彼氏よりも、心身疲労から花が倒れるとかのが効果ありそう。憔悴してるからそれで看病して反省する高嶺さんとか下さい。でもそばに医者(りのちゃん)いるからなあ。 あと一回こっぴどく高嶺さんに振られてる件を周りに知られてほしい。知ったら周りの反応また違うと思うよ!
光子&水希について。 いやもう毎回思ってたことですが2人、友達ならもうちょっと花の悩みを訊いてあげようとしてあげて!!!『花にしかわからない事情があるのよ』じゃなくて!!そこ突っ込んであげて!! 花も言ってあげてと思うんですが結局花が相談いる相手っていつもエスパーなルチアーノさんやおかモンなあたり、『察してくれる相手』にしかこぼせないタイプのよう。自ら気づいてない相手に相談、はできない性格。 だから友人2人が気づいてあげてと思うんですが・・・今回ので、なんとなくわかりました。多分光子になら花は相談できる。 ただ水希にはできない。良くも悪くも水希が自らは繊細なもののそういう人の繊細さに気づけないタイプだから(爆)いるよねこういう子・・・リアルに・・・。 ただそれを花はイヤとは思ってなくて、多分それはそれでそんな水希の事友達として好きなんだと思うし許せるんだとは思う。そう言う子なんだから仕方ないよね、と。わかってるから相談に向いてない。 じゃあ光子に水希居ないとき相談すりゃいいじゃん、ってなるけど結局それって水希を仲間外れにすることになっちゃうから三人の関係性としてよくない、として光子と花が2人でそういう話を水希なしでするってことはあえてしないんじゃないかなあと。光子もそれを知っててあえて踏み込まない。 光子的には、察してるけど花が水希にも話せるレベルになったら水希と一緒に話を聞けばいいよねって感じなんじゃないかなあと。それならばわかるんだけど、わかるんだけど花が救われねえ・・・!!ルチアーノさん来てくれ。 ガールズトークとかこの三人できないのかもしれない。光子と花は過激なのできそうだけど水希が無理そうだし。もったいない。(え) そして誘拐された、は2人には言ってもいいと思うぞ。どうせこのままの流れだとあれもみ消されてる勢いだし。ていうかもみ消されていいのか、もみ消されるのか、会長さんすら知らないのか・・・うーん・・・。 あんまりに大事なこと言わない、ヒミツにしてると信頼関係が危うくなると思うんだけどなあ。若いからなんとかなっちゃうのかなあ(経験談)。
・・・と、まあそんな感じでもの申したい部分がいっぱいあるんですが一番の悲鳴はこの状態で続く、次回番外編なことでしょうか(爆)そしてターン的に次号番外編やった後一ヶ月休みとかになるんじゃない・・・?本編の続き七月くらいになっちゃう可能性あるんじゃないの・・・? 新しい担当さんに変わってから、どうもテンポが花ゆめ本編用(1話1話でポンポン話が進む)ではなくて、コミックス用(1冊分内で話がまとまる)になった気がします。コミックス読むとそんなにまどろっこしい印象じゃないし最後のページがすごい展開になってたりで見応えあるんだけど、花とゆめ本誌で読んでる分にはまどろっこしい!!!と感じやすいとというか。コミック派にはいいのかもしれないけどさあ・・・(そしてその理論でいくとあと2話くらいは話進まなさそう)。
今回の話で誉めるべき点は、りのちゃんがようやっと出番増えたこととかりのちゃんの魔女姿とか。個人的に私、おか×りのこっそり推しなので(爆)『飲み過ぎ』とりのちゃんたしなめるたおかモンとか美味しすぎましたありがとうございます(爆)りのちゃんの『颯馬く〜ん』呼びも美味しい。そんなりのちゃん祭り。 まあ偽彼氏案はりのちゃんなので戦犯ではあるんですけどね。でもラストページのガッツポーズとか可愛いし許そう(りのちゃんに甘い)。
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